[]心のSOS。どうしてあげたらいいか…。

午前中、掃除、庭片し。

いいお天気なので外に出ずにはいられない。雪が降る前に少しでも日差しを浴びていたい。


「和庵」に行ってみた。駐車場辺りから石仏や石の古い道標、吊した赤い実の枝など、雰囲気たっぷり。日曜日に遊んだ城南公園を観はるかし、京風のラグジュアリーな造り。雅やか〜。屋上庭園もある。予約席でかなり埋まってる。客層は大人ばかり。


ランチの時間なのでランチを注文。凝った演出だった。


ん〜…。でもむろやんも私も分かってしまった。こういうのはもう私達卒業してる。コーヒーはおいしかったです。


下の輸入カーテンの店を覗く。いいな、と思った品はトルコのだった。やはり違うもんだね〜。


「TANE」を覗く。かわいいニットなどのオーナメント、手頃な値段で欲しくなる。けどぐっと我慢して、通年使えるレシピブック立てを買った。


よそに行ったむろやんがこちらに車で迎えにくる、というので、しばらくして向かってきたうちの車に、茶目っ気出して「ぼくは死にましぇん!!」のように車道の真ん中で手を広げて立ちふさがってみた。したら、よその車だった。同じラパンの同じ色の同じくすみ具合だったんだけど。恥ずかし。何とか罪だわ。


帰り道、くっきり見える雪を頂いた立山連邦にほれぼれしながら、「もし佐伯家に嫁いだんだったらカッコいいな〜」と溜め息ついた。

そしたらむろやんがバカにする。

「あんたみたいな寒がりやが」

これでも心底山好きだし、山岳部に入りたくて高校選んだし、副部長だったし、社会人の山岳会にも同時に在籍してたし、登山センスは先輩よりあったし…。


「それは昔の話。現実を見なさい」


雪山など山を少しでも知ってる人は違うんだってば!ヤマの心を持っている。


どこまでいっても平行線の会話。涙が出そうになるし、しまいには無気力になってしまった…。


帰宅してもなかなか車から降りられなくて虚ろな気持ちで座っていた。


しばらくしてから何とか出て、買ってきた本立てをセットして、熱い梅醤油番茶を飲む。

パソコンやってたら、お客様。でも応対する気になれない。


ちょっとは顔出せ、と言われて顔を出し、どうしたの、と言われて説明してるうちに涙が出てきた。


今はとても元気で豪快なその奥様も、結婚したばかりの時は風土が合わなくて病気ばかりしてて、姑さん達に弱い嫁だと言われてたそう。むろやん聞いてなるほど、と。私の事を弱い弱いと言ってるからな。弱かったら今までの波瀾万丈な人生乗り越えられるかい。


「弱い」私が「前、〜」と喋るので空威張りのように聞こえていたらしい。


でもむろやんは話をしたものの、まだ腹に落ちてない。飲み込めてない。私をいたわれば済むことを分かってない…。


体がまだ富山の地に慣れてないから大変なのに。強い私だからここに来てるのに。むろやんの言葉で挫かれてるのに。私の人格に対して失礼な…。


パソコン作業続ける。

心が死にそうだよ…。

お客様は、私が先日実家に帰ったのがたった一泊、それも慌ただしかったと言うと、「そりゃあ、もう一泊はしないと」と言っていた。むろやんはそれどころか、お客様取ってから夕方サンダーバードに乗って実家に帰れと言ってたんだよ。押し切って昼に乗ったけど、それでも時間足りなかった。


奥様が「家に遊びにおいで」と誘ってくださったけど、今までTさんも数ヶ月、外出誘って下さってるのにむろやんが出させてくれないんだもの…。軟禁状態の無気力だわ…。


パソコン作業をしばらくしてから止めにして、茫然と座り続けた。夕食作ってやるもんか。


でもギリギリに結局作った。


【夕食】

怒りと悲しみのまんま…。


・白菜とエリンギの焼き蒸し?

焦げました。とりあえず、すだちポン酢とごま油かけて。食べられないことはない、野菜の焦げたのは腸をきれいにしてくれるけど、肝は痛めるな。


・ほうれん草のサラダ。

サラダほうれん草、くこの実、アーモンドをトッピング、麻の実油、バルサミコ酢をかけて。


・菊芋のお味噌汁。


…「いのちのごはん」からしたら、0点だ。いかに素材がよくても、調理する私の心がだめだ。ありありとよく分かる。これを食べた人は不愉快な気分になる。イライラしながら、怒りとともに食べたし。穏やかに調理すること、というマクロビオティック料理の規範からも外れてる。


その分、反省しながら、体に謝りながらよく噛みたいんだけど、むろやん観てるTV喧しい。補聴器切ると耳鳴りが余計うるさくなる。どこかで心落ち着けて瞑想したい。けど場所がない。耳鳴りひどい…。


心がひどく荒くなっている。どうしよう。どこへ行こう…。