やはり手放せず。
薬を減らしている途中なので、どうにも睡眠が浅くて辛い。
処分するものを階下へ下ろす。無性に悲しくてたまらない。この絵一枚、カゴ一つは手元に置いていてもいいのでは、と考え込んだり。執着だろうか。
私の、大事なモノ達。
店に電話すると、出張買取は夕方以降になる、ということ。それまでゆっくり考えよう。
コインランドリー、補聴器屋さんでフィッティング、代金納め。
一旦帰宅して、作業の終わったむろやんと「まるぜん」でくすし蕎麦。サンショウ、むろやんの実家、ブックオフ。
査定中に漫画の「日本沈没」を見つけて立ち読みしてしまう。原作は小松左京のだが、あれからオウムや9.11も織り込んである。
相模湾地震津波など、今の状況にかなりかぶる。今はこれに原発だからなぁ。
グリーンモールへ。昨日インドから帰ったばかりのY君がいました。日に焼けて。
インドのお土産のお菓子をいただきながら、話を聞く。Y君、感極まって涙を流しながらの話。インドで、やはりすごい働きをしてきた。
帰宅。
やっぱり、この絵と鳥籠は置いておこう。このカゴも…。買取のお店にとっては二束三文かもしれないが、私にとっては唯一無二の品ばかり。
私と共鳴する品ってなかなかないから。私の存在証明のような品々…。
壁に絵をかけ直すとほっとする。
そうこうしているうちに、殆どのものがまた元の場所へ。結局、買取のお店へ電話してキャンセルしました。
なんと情けない…。
…いや、自分にとって大事なモノだということがよく分かった。津波で全てを無くした人の気持ちもほんの少し、味わった。
おしゃれも、ギリギリまでしたらいい。絵からエネルギーをもらうのも否定しなくていい。
「その時」はタイミングが揃えば、くる。無理してお膳立てすることもない。自然に。
全て失っても、なおかつ立ち直れる、もしくは新たなパワーが得られる時に、全て失うのかもしれない。
痛みなく、これを機会に徐々に卒業するのかもしれない…。
昨日からの煩悶の1日が終わりました。