[]はなれてるから美しくはなれてるからなつかしいとおきものたち

今日は酵素全取替。


郵便局でスピード違反の罰金を払い、コインランドリーへ。


川柳、一句。


むろやんと
おいしいものを
食べに行こ


家の前に車を進めると、しゃがんだ短パン小学生の男の子の後ろ姿が。うちの前の溝で何してんねやろと思うとむろやんでした。雑巾を洗っていた。


一人残り物で簡単なお昼を終え、洗濯物畳み、食器洗い。


パソコンに朝日歌壇でぴっときた歌などをまとめる作業。かなり溜まっている。


私の中にある想いは、歌うにはまだ嫋々として若い。醸されてない。

パソコンに向かっていると、作業を終えたむろやんが私に「こんなもんパソコンに入れてるのか。読んだらぱーっと流せばいいのに」と一蹴。ハイテンションでけなしまくる。


ひどい。


それぞれ価値観は違うでしょう。否定し倒すことはないのに。


言葉の好きな私。小さい頃から詩歌などを書きとめて冊子を作る程なのに。いつだって自分の心を取り戻すよすがなのに。


しかも一言一句に対して精神研ぎ澄ましてる作業の最中に。無防備な心に突き刺さりました。


のろのろと台所に向かう。


ドラマ「タンブリング」に出てくるよりおいしそうなオムライスを作ってやるが、よりおいしく作る気にはなれない。玉葱を刻む気にはなれない。白湯でもいいから欲しいなという声にほんとに白湯を出したら驚かれた。


顔を青くさせたまま、サンショウにむろやんの実家の買い物。ついでにうちのものも少し買う。フウセンカズラの苗、見つけた!4つ買い。


むろやんの実家にお惣菜届けてから、お茶。

「茶cafe和月」へ行ってみる。


以前、私のことを心配してくれていた女性が「ここでランチしよう」、と誘ってくれてたカフェ。だけどむろやんから「お客様でないからダメ」と制されてた。お客様以外の友達を作りたいのに。それで今まで私の中でキープしてたお店です。もう、あれから大分経っちゃったからなぁ。


胡麻いっぱいの熱々ぜんざいをいただく。雨続きの寒い天気だからね。ランチもおいしそう。茶飯なんだ。


でも鬱っぽいのは変わらない。


帰宅して、魂の傷を癒やすべくパソコン作業を選択。続ける。小豆玄米ご飯を炊きながら。


こんな美しい言葉があるものを。


以下、朝日歌壇・俳壇より選んでみる。言葉も。


雲 生(あ)るる。


はるのそらの とはのなみだの ひとつゆを いまなきひとの たまのみまえに


音でしか湯の分量がはかれない耳を近づけゆっくり注ぐ


研ぎ澄ます耳に届くは風の音昔あなたが二度泣いたこと


自らを肯ふ心地す森に入り節分草など見つけしときに


独房の灯りを消して叫びたい「逢いたいよ久子(チャコ)」四十年前の恋


寒き夜にたつたひとりで死にし犬なぜ側に誰もいてやれなかつた


我が犬よ汝は賢しと、今にして我が思ひ知る

はなれてるから美しくはなれてるからなつかしいとおきものたち


野のきよら山のきよらに光さす


雪しまきそれでもそれでも美しき


こんな歌もありますが。


「まっいいか」は魔法の言葉 こだわりもつ幼みずからのこだわりを解く


夕食は作る気になれーん!初めてだよ。


おからのお味噌汁、崩し豆腐だけ作っておいて、お先にいただく。

今日のコズミック・ダイアリーは「白い共振の世界の橋渡し」。
キーワードは「調律 チャネルを合わす 呼び起こす 死 等しくする 機会」。


うーん。なんだろう。解説本読まないと分からないなぁ。


もう一押し、三好達治の「石のうへ」をノートに清書し、音読してみる。


「あはれ 花びらながれ

をみなごに花びらながれ

をみなごしめやかに語らひあゆみ

うららかの足音空にながれ

をりふしに瞳をあげて
…(以下略)」


美しいなぁ。流れゆくよう…。


これをまたむろやんは変な節付けて読んで気分を壊してくれたのでした。やめちくれ〜。