舞台作品。

舞踏家として自分の気に入っている作品の一つに、「きざはし」という作品がある。


暗闇の中、階段の下にうち伏している姿が浮かび上がる。光に呼び覚まされるように体を起こし、立ち上がる。ゆっくり階段を斜めに上っていく。


最上段まで上り詰めると、階段下からさらに強い光。後ろ姿の自分は逆光で浮かび上がる。ふっと姿を消して、舞台は再び闇に包まれる。


自分の人生を作品にしたのだが、シンプルなのでどんな風にもとれる。宇宙空間の惑星の動き、と見た観客も。

今の自分にも重ねられる。


疲労困憊、命からがら逃げてきた、苦しんでる私に希望の光。一段、一段歩んでいって、アセンションだ〜。