北国の冬支度こそ、生活そのもの。
雪国では早くから冬支度に追われる。
面倒で、お金が余分にかかるようだし、来る長い冬を思うと憂鬱で嫌だった。
でも、これが本当の生活というものではないか?と昨日思いました。
雪も湿気も無縁の太平洋側では、ファッションもいつものように楽しみ、忘年会・クリスマス・お正月といったイベントを迎えるだけ。
でもどこか上滑りなのだ。
こちらでは日々の暮らしに密着している。雪にやられないよう植木を剪定して雪囲いをしたり、家周りをペンキ塗ったりして手入れしたり…庭や畑を片付けたり、車のタイヤ交換、除雪車の準備。道路工事もあちこち。
早く、早く。すべては雪が降る前に。埋もれてしまう前に。年末の大掃除は、雪に埋もれたここでは有り得ない。今のうちに。
朝日歌壇で面白い俳句を見つけた。
猫が鳴き夫が吠えて冬支度
猫も夫もペット。猫の方がかわいいわ。