呼びかける声。「お試し」の日。

夢の中でコンサート行ってお腹の底から笑い転げたり、どこか北の街にバスで行ったりとリアル体験。


目覚め際。それまでの流れと別に、唐突に男性の声が全く聞こえない方の左耳に響いた。「〇〇ちゃん!!」

誰の声だ?父の声でもむろやんの声でもない、聞いたことない男性の声。残念ながら、美声ではなくちょっとダミ声だった。


何用だったのだろう。忘れ物したよ、と呼び止める感じだった。


今日も朝から工事。車で出られないので家。

冷たい雨の中、コンビニまで散歩がてら歩く。


途中、三毛猫に遭遇。

ふーっ、しゃーっと威嚇していたが、声をかけているとおとなしくなり、すり寄って撫でられにくる。


顔も体も小さく、しっぽすらり。首輪はない。誰かに飼われてるのかなぁ。撫で撫でしながら近くを通ったおじさんに聞くが、笑いながら首を振って通り過ぎて行った。


「ウチ来る?」
すると、ウチはここなんです、と近くの家の前に。良かったらピンポンしてください、寒い。ということだったので、残念ながら引き上げた。


先週の月・火に引き続きなだれ込んだ酵素室の工事。今日午前中にボード貼りが終わった後、午後から夜までむろやん全取替作業を予定していたが、結局まだ終わりそうにない。全取替作業は明日お客様入れてからやることに。


延期・延期、また延期。


車まだ運転できないので家にいるしかない。目や体のことあるからできることも限られている。雨が降る中、冬支度に気ぜわしい時。

無駄に1日過ぎてしまって苦しい。行きたい所、やりたいこと、用事あるのに。家事の予定も立たない。


初めから2日で終わる工事ではなかった。一週間、お店閉めてガーッとやるべきものだっただろうに。


業者さんにはこちらの事情を説明済みらしいが、別段焦るでもなく、のんびりマイペースでやっているそう。


プラス、むろやんが役所手続きや知り合いとのやり取りでトンチンカンなことを言ったりしたり。


う〜。視界が白くかすんでくる。


「お試し」か。体得したこと、身についてるかどうかがテストされてる。


どうするか。何かがこわばっているから苦しいんだ。


臨機応変に、というにはあまりに非効率的なこの状況。


あの人ならどうする。Kちゃん。


「仕方ないねぇ〜〜あはははは」と笑って「よーし、何々するか〜っ!!」と手に腰当ててカラカラ笑うだろう。

男前だな〜。


うん。


私ならできる、とこの波がきたんだ。クリアできる力がついた、と見てこのへんてこなでかい波がきたんだ。受けて立つ。楽しみながらクリアする。


目辛いながら、残り少ない食材で夕食を作った。


上出来。むろやんが食べられるのはもっと遅い時間になる。お釜やおしゃもじ洗い直すには体力なかったが、いい。大丈夫。


この問題をクリアするだけでも、今日1日、意義あった。ヨシ。ヨシ。よっ、男前!!