サバイバルな一日。

昨日は調子いい感じだったので、
近くの雄山神社まで
一人往復歩いてみた。
一時間。
よし。

夕方。

弾みでグロ画像を見てしまった。
この私でさえ思ってもみない。
これが私たちの世の中か、とショックを受けた。
でも。
これから善悪統合。
「悪」は闇なほど、反転していく。
これをさえもさらに飲み込んで、私は光る。

どうも夜は不安定になりがちだ。
夕食は不安発作と闘い、休み休み。

この日、精神科でハルシオンを処方された。
抵抗がある。
今寝付きに問題はない、と話したのに。

むろやん、また誘発。うかつな一言。
それで興奮してしまう。
この一言を言わせているのも私なのか?
解せない。

仕方なく泣く思いで頓服を飲む。
寝る前の薬と重複しないように寝てしまうことに。
シャワーも洗顔もパス。
昼間汗びっしょりだったのに。
泣きたいが、泣き方が分からない。
苦しい。
中途半端な眠り。

今朝、朝イチで別のクリニックに行くことにしていた。
うつらうつらしていたのを起こされたのは
家を出る15分前。
また洗顔を省略。
酵素ドリンクを飲み、マクロの非常食を手に車に乗り込む。
避難する時はこんな感じかも。
むろやんが避難する気になっていれば、だが。

半分眠った状態で食べている合間に
声が降りて来る。
珍しく女性の声。ぴしゃり、と言われちゃった。
最近、おりてくる声が男性女性、
分かるようになってきたかな、と思う。

雨風が強い。神経を刺激する。

クリニック、待ち時間が相当長そうなので
むろやんはお客様が来られる前に、と
一旦帰っていった。

結局3時間待ちの末、
別のクリニックを紹介される。
そこの受診は来月初旬。
パニック障害なので早く診てほしいのだが・・。
二週間余りか。
その日まで、自力でどこまでよくなっているか。
楽しんでやってみようじゃないか。

むろやんが迎えに来るのは
昼過ぎになる。
強い雨風の中、歩きだした。

飛び出してきたのでぼろぼろの格好だ。
でも、薄紫の傘、白い上着、グレーのズボン。
配色はいいぞ。

富山に来て5年だが、未だ地理が飲み込めてない。
近くの飲食店が分からないまま歩く。

この橋、歩行者も歩けるのだろうか・・。
あてどなくひたすら歩く。
パニック来ないよう、努めて気をそらせながら。
風邪、ひかないように・・。
風下に顔を向けて歩く。

実家辺りならタクシーに乗るが、
富山には流しのタクシーはない。
空腹と疲れと、パニック発作の不安と。

やっと飲食店のちらほらある所まで来たが、
やはりどうも入れない。
最近は受け付ける食べ物が限られてきている。
吉牛なら・・と思ったが、
とうとう足を止めることはできなかった。

そのうち遠くに見知った場所が見えてきた。
そこまで頑張ろう。

結局3キロ。40分。
関西ではこのくらい平気で毎日歩くが、
車社会のこちらでは殆ど歩くことはない。
富山に来てから町中をこれだけ歩いたのは初めてだ。

阪神大震災の時と似た感じ。
やがて来るであろう危機の、
予行演習だ。
サバイバルな一日だな。

近い、ということかも。
頼りになるのは自分の脚だ。

お店に入って、暖かい空気と温かい声に迎えられる。
ギシギシ、と体を折るようにして席に着いた。

ここのランチはすごく美味しい。

イカのワタ詰め煮。
からしの利いたかぼちゃサラダ

生きててよかった、と思った。
涙がにじんだ。

時間を告げる鳩時計。
ほうじ茶の入ったカップソーサーに描かれた花の絵。
心にしみる。

健脚だった自分を思い出した。
富山に来てから歩かないので脚が萎えている。

たくましく、いこう。